山岳渓流 【釣り】

こんにちは。アルクスポンド焼津の飯塚です。

2022年梅雨明けです。異例な早さでの梅雨明けとなりました。

寒い時は寒く。暑いときは暑く。自然の摂理を覆すような気象変化は、どこかに
「ヒズミ」として現れるもので、今夏以降の水事情が気になっております。

とは言っても夏を迎えたわけですから、水問題を危惧したところで釣り人的には、
夏=山岳渓流の計算式が頭から離れなくなります。山々の間を縫う清冽な水の流れに身を置き、
「大人の水遊び」でアマゴやイワナと戯れる季節であります。

スプーン、ミノー、フライetc..そのアイテムは管理釣り場と共用できるものばかりですので、お手持ちのアイテムで釣りが出来ますが、上流に歩きながらポイント打っていくので、石の上などを歩く事が管理釣り場とは異なるところです。

先の水不足は石に着いた古いコケ(藻)を流してくれる事は無く、良く滑る石となるので、専用の靴が必須となります。「遊びに責任」は表裏一対です。安全装備はもちろん時にはクマ避けの鈴や、ビバーク用の食料や装備も必要ですが、食料は大概帰りの車の中でのオヤツに変身します。

この釣りをした人でないと見られない美しい景色、魚を是非お楽しみください。
多くは9月いっぱいで禁漁となりますし、水が濁ったり高ければ無理は禁物。管理釣り場へ方向転換でお願いします。

最後に
この便利な時代に於いて、この遊び場のほとんどに携帯の電波が届いておりません。
つまりはそんな不便なところにしか、
求める自然は残っていないのですから寂しい一面を感じますが、
昔から「煙と釣り人は高いところが好き」などと言われ、
上流に上流にもっともっと素敵な川や魚がいないか遡っていく習性をもっているので、
携帯圏外もいたし方ありませんね。
そんな所へ踏み込む際は一人では行かない事をお願いします。
東北や北海道に見られる高低差の少ない河原であれば問題ありませんが、
多くの場合、谷の底を流れる河原を目指すので、
入渓や退渓の場所がわからないと大きな事故に繋がります。
必ず経験者に導いて頂く事をおすすめ致します。