「F1」とは?【生物】

こんにちは!閲覧ありがとうございます。
アルクスポンド1の初心者スタッフの鈴木でございます。

日々皆様の色んな釣り方や、接客時のお話を参考にさせていただきながら、
釣りや釣り具のことを考えております。
まだまだ間違えが沢山ある中で、都度ご指摘いただけるのはありがたいことです。
海で一人、よくわからない釣りを、よくわからないままやってた時と今とでは、
ニジマスとオタマジャクシくらいの違いがあると思います。
いつも支えてくれる皆様に感謝しております!

そんな私が入社してから、早くも4か月が経過しましたが、本当に時間が過ぎるのが早いです。
前回のブログで少し触れましたが、私はカブトムシやクワガタムシの飼育が好きです!

こちらは子供の頃の憧れ代表、ヘラクレスオオカブト!

縦に伸びる角に、明るめの茶色、意味があるのかわからない長い腕が特徴の、ノコギリタテヅノカブト!

飼育難易度が高く気性の荒さから、アジア最強のカブトムシと言われるコーカサスオオカブト!

とてもかっこいい大顎!造形美に惚れ惚れしてしまう人気種、フォルスターフタマタクワガタ!

大人がハマれば行きつく先はこいつです。性格は温厚で長寿なオオクワガタ!

高級車のような艶光!成熟すると威嚇行動で、ブルブルと振動する不思議の塊、タランドゥスオオツヤクワガタ!

こちら↑は私が飼育している種類の一部です。中には現在幼虫のものもいます。

飼育している種の中でも最も小さくてきれいなクワガタがこの間蛹になったなとおもったら、
ピカピカの成虫になっておりました!
時間が過ぎるのが早く感じる時は、この子たちの成長を感じる時でもあります。
羽化したその子がこちら!

このパプアキンイロクワガタは、とっても綺麗なクワガタムシで、緑→青→紫→ピンクと、見る角度で色が変わる「マジョーラ」という、血統に名前の付いた
人の飼育下において選別・交配を繰り返し生まれた色のクワガタムシです。
この子は、「CBF4」の累代となります。

「CB」とは、養殖を示す、「Captive Bred」の略で、「F4」とは、最初の親(F0)が子供を産んで、その子供の中のみで交配を行い繁殖をしてから、
4代目といった具合に考えていただければ概ね間違いないと思います。
逆に、親が天然個体であった場合は「W」や、「WC」と表記され、こちらは「Wild cautht」の略です。トイレのやつではありません。
つまりこのクワガタムシから生まれる子供は、CBF4となります。

簡単に言うと、父親と母親が家族ではない交配後から、「F1」と表記され、これはトラウトにも存在します。

 

さて、ようやく3度の飯より管釣り大好きな皆様も、どこかで聞いたことがある言葉が見えてきたかと思います。

 

「F1」と呼ばれるトラウトがいるのをご存知でしょうか?

 

「ジャガートラウト」

この魚は、イワナとカワマスの交雑種です。

「タイガートラウト」

この魚は、ブラウントラウトとカワマスの交雑種です。

すみません、私は彼らに出会ったことが無いので、参考写真がありません。
しかしこれだけ虫の写真を載せておいて魚は無しだなんて、イカの塩辛はあるのに米はないみたいな状況許されるはずありません。

そこでアルクスポンド焼津店の中野さんにヘルプ!

鈴木「すいません!F1トラウトの写真あったりしますか?ブログに使いたいんです!そんなに都合よくあるわk」
中野さん「ありますよ」

さすがですね!!

というわけで、ジャガートラウトと思われる魚がこちらです。

非常にカワマスに似ています。

 

これらは近縁種である親を掛け合わせて生まれた「F1」個体なのです。

知ってる方もいるとは思うのですが、なぜこの魚達がF1と呼ばれているのか。
それはF1と呼ばれる彼らが、交雑1代目の「F1個体」だからです。

種の繁栄をし続ける生き物ですが
F1以降の異種交雑は、ほぼ不可能と、昆虫では話に聞きます。
卵が無精卵だったり、孵化不全に陥ってしまったり、こういったことが魚にはあるのでしょうか?
おそらく、F1と呼ばれる理由の一つに、これ以降(F2以降)の累代がほぼ不可能であるが故に
交雑一代目限定の魚種ということでF1と呼ばれているという事かと思っています。

そんなわけでして、私の趣味においおては、異種交雑は行っていないので
すんなりと、繁殖をしてくれています。
そうなると、当たり前なのですが、親に似ている子が生まれます。
顎や角の突起の数、大きさ、色や性格も、似ています。

昆虫の飼育で感じていることですが、生まれては亡くなる繰り返しがある中で、遺伝は続き
血筋が変わらなければ姿かたちも似ている事で、あの時飼っていたあの子が巡り巡って帰ってきたのではないかと、感じたりもします。

死は、抜け殻であって、生は、脱皮なのではないか。

 

異種交雑では大きく変わってしまいますが、虫も魚も普通に生きていく分には、完全な同種と交配します。
だから子供もよく似ています。そんな彼らを見ていると、不思議な気持ちになります。

さて、パプアキンイロクワガタさんの羽化から話が広がりましたが、このクワガタムシ、現地ではおやつにされているそうです。
釣り具にこんな色が有ったら・・・釣れそう・・・?
どれだけ先になるかわかりませんが、「パプキン」や、「ヘラクレス」というオリカラのルアーがでたら、鈴木がやったな?と思って間違いないです。
そんなわけでして、今回は、生き物のお話でした。

11月は、新商品として、既存ルアーの新色の追加とクーガディメンションLが発売し
ハイシーズンを迎えたエリアフィッシングの楽しみに拍車をかけていきます!!
ご来場のお客様が、満面の笑みで新製品を見せてくれるので、私もうれしく感じます!

毎週土曜日と日曜日に放流!土曜日に良型放流を行います。
ぜひ、アルクスポンド焼津へ、遊びに来てください!

最後までお読みいただきありがとうございます。
これからも、よろしくお願いいたします。