あのメダカの子は今・・・その2【その他】

こんにちは!アルクスポンド焼津の鈴木です。

9月も終盤となりまして、朝一の肌寒さが秋を感じさせてくれるので
ようやく暑さからも解放されそうです。

蝉時雨も止み、アキアカネがポンドを飛び交い、夏が過ぎ去っていくこの時期。

前回ご紹介したメダカの中でも悩みの種だったこの子・・・

「北辻の舞」という品種です。

詳しく触れませんでしたが、こちらは北辻メダカ様が作出した品種で
通常のメダカよりも背鰭と尻鰭の軟条数(鰭のすじ)が多い為、メダカ自体が
大きく見えます。

尾筒が太く、メダカとしてはかなり迫力を感じる品種です。

元々は美虎北辻というトラ柄の品種から、鰭が長く伸びる特徴がみられる個体を掛け合わせ
大きさだけではなく、鰭の長さにまで表現が出るのが特徴です。
一部目にも特徴がでている個体もいました。これはこれで渋かっこいい・・・

この子が優雅に泳ぐ様を見ていると、「時間を忘れる」という事の意味を思い知らされます。

そんな北辻の舞

採卵がうまくいかず困っておりましたが、なんと

産まれました!

採卵時に写真とれておらず、育った後の稚魚ですが
親の特徴がこんなに小さくても色にでております。

この後からそこそこ順調に生み続けました。

中には無精卵があったりもしましたが
結果的に50匹程、大きさはバラバラですがすくすくと育っております。

大きい子でこのような感じに育ちました。

うーん。いいですねいいですね。
まだ鰭が伸びておりませんが、時期に伸びてくる子もいるはずです。

メダカ飼育は、最初に購入した親の数ペアから子供が取れるかどうかが一番の鬼門
だと思ってます。
しかし、1度採卵、育成ができてしまえばたくさんの個体から卵を取る事ができます。
子供はその環境によく慣れてくれる為、育成も採卵も容易になっていきます。

私も何度か挫折レベルの悲しい想いをしてきました。
生物はなんでもそうですが、同じ子はいません。

それぞれ特徴があり、癖があり、気に入って毎日世話をする中で
うまくいかずにメダカがお星さまになってしまう事もありました。

そのたびに考え、調べ、足りなかった物を追求しましたが
揃えた手札が今回の成功を導き出したと思います。

しかし、これからは越冬が控えております。
北辻のようなトラ柄や墨入り表現のある体色のメダカは
冬を超えるとより色が濃くなると言われております。

来年の春もこの子達の顔が見られる様、頑張ろうと思います!

さて、生き物関連のお話はこの辺でクローズになるかもしれません。
夏が終わりましたが、エリアトラウトはここからが激熱!
10/6~10/10まで、アルクスポンド焼津でもクローズがありますが
リニューアルオープンでも、フレッシュな魚をご期待ください!

では皆様、また釣り場でお会い致しましょう!